ちりとてちん第16週「人のふり見て我が塗り直せ」

 1月14日(月)〜1月19日(土)
夫婦間のすれ違いから、草々(青木崇高)が家を出てしまった。ショックを受ける喜代美(貫地谷しほり)だが、草々が小浜にいることがわかる。けんかは取り返しのつくうちに仲直りしたほうがよい、と草若(渡瀬恒彦)に諭され、喜代美は小浜に駆けつけ自分が言いすぎたと謝る。
 だが草々はこのまま小浜に残る、と言いだす。喜代美が生まれ育った土地でもっと喜代美のことを理解したい、それで自分の思うような女性でなかったらそのときは別れる、というのだ。 驚く喜代美だが、正典(松重豊)はすっかり草々の味方になっていた。実は糸子(和久井映見)も夫婦げんかで家を出て、魚屋食堂に身を寄せていたのだ。
 いずこも夫婦げんかのさなか、順子(宮嶋麻衣)の様子がおかしいのに、喜代美は気がつく。
 その夜、喜代美は草々と話しあい、二人で自分が育った町を見て歩こうと提案する。だが翌朝。 夫婦そろって仲直りのハイキングに出かけようとした時、順子が喜代美のもとに相談に現れる。
 その思い詰めた様子に、喜代美は草々との約束をすっぽかして、順子を迎え入れてしまう。いつもとは逆の立場で始まった順子の相談は、喜代美の思ってもみなかったことだった……。