ちりとてちん第11週「天災は忘れた恋にやって来る」

12月10日(月)〜12月15日(土)
初めて高座でお客さんに笑ってもらえた喜代美(貫地谷しほり)。だが同じ頃草々(青木崇高)と清海(佐藤めぐみ)がどしゃ降りの雨の中、恋に落ちてしまう。
「草々さんのことが好きになってしまった」と清海に言われ、喜代美は息が止まるほどの衝撃を受ける。
 一方小浜では、正典(松重豊)への大手デパートからの注文がすべて秀臣(川平慈英)の仕業だったことがわかる。改めて合併話を持ち出す秀臣を正典は追い返すが、糸子(和久井映見)の頼みで生活のため、結局デパートの仕事を引き受けざるをえなくなる。
 草々と清海がつきあっていることが、小草若(茂山宗彦)ら周囲にも知れ渡る。うわべは平気なふりをしつつどん底状態の喜代美を見て、草若(渡瀬恒彦)は「天災」という落語のけいこを始める。
 一方清海にも東京のテレビ局から、ニュースキャスターとしての話が舞い込む。大阪に草々のために残るか、東京へ夢をかなえるため飛び立つか悩む清海に、喜代美はつい東京行きをすすめてしまう。
 自己嫌悪のあまり落語にも集中できず八方ふさがりの喜代美は、草若に「私を破門にしてください」と頼むのだが……。