ちりとてちん第7週「意地の上にも三年」

11月12日(月)〜11月17日(土)
元一番弟子の草原(桂吉弥)と四番弟子・四草(加藤虎之介)が、徒然亭一門に帰ってきた。 喜ぶ喜代美(貫地谷しほり)と草々(青木崇高)だが、肝心の草若(渡瀬恒彦)は「俺はもう落語家やない」と素っ気ない。熊五郎木村祐一)が店でライブをやることにヒントを得て、喜代美は皆に、落語会を「寝床」で開こうと提案する。熊五郎の了解を得た弟子三人は落語のけいこを始め、喜代美は当日そばを出すことで皆の役に立とうとする。
 だが、熊五郎が店を貸せないと突然言いだす。それは落語会を妨害しようとした小草若(茂山宗彦)の仕業だった。小草若は、かつて母親の志保(藤吉久美子)が病床についた時、草若が見舞いにもこず、あげく一門会をすっぽかして別の女の元に通ったことに深く傷ついていた。草若は皆の前で毒づく小草若に向かって「おれは二度と高座には戻らん」と告げる。
 そんな時突然、福井から糸子(和久井映見)ら喜代美の家族がそろってやってくる。にぎやかな一同の登場で、冷めていた草若と弟子たちの距離も縮まる。一方、小草若は菊江(キムラ緑子)から、草若が一門会をすっぽかした本当の理由を聞かされる。
 迎えた落語会当日。糸子に連れられ、ついに草若も客席に現れる。そして草原たちのお囃子にのって、まず一番手の草々が高座に上がったが・