いつか来た道か?

 政府が憲法解釈で禁じる集団的自衛権の行使について議論する有識者の「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(座長・柳井俊二前駐米大使)が8月10日、首相官邸で開かれた。海外に派遣された自衛隊が、共に活動する外国軍が襲われた際に援護に向かう「駆けつけ警護」について、国際的常識で容認すべきとの意見が大勢を占めた。

  安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会構成員(座長:柳井俊二)岩間陽子政策研究大学院大学准教授・岡崎久彦NPO法人岡崎研究所理事長(所長)・葛西敬之東海旅客鉄道株式会社代表取締役会長・北岡伸一東京大学大学院教授・
坂元一哉大阪大学大学院教授・佐瀬昌盛拓殖大学海外事情研究所客員教授・佐藤謙財団法人世界平和研究所副会長・田中明彦東京大学教授・中西寛京都大学教授・西修駒澤大学教授・西元徹也NPO法人日本地雷処理を支援する会会長・村瀬信也上智大学教授・柳井俊二国際海洋法裁判所判事(五十音順)