ＮＹダウ 今年最大の上げ幅 １カ月半ぶりに史上最高値

朝日　2007年07月13日08時51分
　

１２日のニューヨーク株式市場では、大企業で構成するダウ工業株平均の終値が前日終値より２８３．８６ドル高い１万３８６１．７３ドルに急騰。今年最大の上げ幅となり、６月４日につけた史上最高値１万３６７６．３２ドルを大幅に更新した。

　この日発表された小売り大手各社の６月の売上高が、市場の事前予想を大幅に上回ったことなどが好感され、買い注文が膨らんだ。ダウ平均は一時、１万３８６９．９４ドルまで上昇し、取引時間中の史上最高値も大きく上回った。

　ダウ平均は２日前、住宅市場の減速による個人消費への悪影響などへの懸念が強まり、前日比で１５０ドル近く急落していた。だが、１２日は小売り大手の好調ぶりが投資家の不安心理を一掃し、ほぼ全面高になった。企業の大型買収の発表が相次いでいることも、株価上昇に弾みをつけた。

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