雪組 エリザベート 東京で始まる


☆2007年07月06日(金)〜08月12日(日)雪組東京宝塚劇場公演 「エリザベート
産経新聞エナック
宝塚歌劇雪組エリザベート〜愛と死の輪舞(ロンド)〜」東京公演が6日、東京・日比谷の東京宝塚劇場で始まった。8月12日まで。

全組での公演が一巡し、これが6度目になる。宝塚大劇場公演中にのべ観客動員数が150万人を超え、宝塚歌劇の代表作のひとつになっている。

新トップコンビ、水夏希白羽ゆりの大劇場お披露目公演でもある。

19世紀末。ハプスブルク家が支配してきたオーストリアハンガリー二重帝国が崩壊してゆく姿を、自由を求めてさすらう美貌(びぼう)の皇妃エリザベート(白羽)と、死を擬人化したトート(水)の愛憎を交えて描いた、ファンタスティックな歴史ドラマ。セリフを歌で綴る音楽(シルヴェスター・リーヴァイ)の魅力も圧倒的だ。
この日は午前、最後の舞台げいこが行われ、その後劇場内で水と白羽が報道陣の質問に答えた。

水は「東京と宝塚を行ったり来たりしているわけですが、久しぶりの東京の街は刺激的だなと思いました。この刺激をもらって千秋楽までやりたいと思います」と力強く語った。
白羽も「難しい役ですけれど、千秋楽まで挑んでいきたいと思います」と意欲を示した。

2階ロビーには、劇中の写真などが展示されている。5月の星組「さくら」「シークレットハンター」から次の宙組公演まで新トップコンビのお披露目が続くことから企画された。
6日の舞台けいこ後に東京宝塚劇場内で行われた水夏希白羽ゆりと報道陣との一問一答は、次の通り。

水夏希 去年の雪組公演から半年ぶりに東京にきたんですけど、とても刺激的だなとあらため東京のよさを改めて感じているところです。大劇場公演をみなさまに温かく見守っていただきながら無事に終えることができましたので、東京は東京の刺激を受けながらさらに進歩していきたいなと思っています。
白羽ゆり 大劇場とは違った、新たな気持ちで、たくさん発見しながら、千秋楽まで挑んでいきたいなと思います。

−−新生雪組エリザベート」ならではの魅力は?
水 雪組にきて3年ですが、まとまった力が魅力ですから、「ミルクの場面」などの群衆シーンには注目してほしいです。大劇場から日々ひとりひとりが力をためてきていますので場面としての力に注目してください。東京公演中には新人公演もありますし、ひとりひとりが深みを増すことでさらに厚みが出せればいいですね。私個人としましては、大劇場の最初のころは、妖しさを出そうとして妖しすぎるかなと感じたので、妖しくていい場面と感情中心の場面を作り直したいです。
−−エリザベートという役について
白羽 資料を見て実際のエリザベート像に近づけるのがいちばんなんですけれど、ウィーン版を拝見しましたらエリザベートはたくましくて魅力的。宝塚の娘役としては幻想的な女性像を求めてきたので、今回は地に足がついたエリザベートを目指しています。

−−それぞれ相手の演じる役とふだんのご本人の魅力は?
水 ふだんの(白羽とは)まったく違う役なので大変そうだし、でもがんばっているなと。舞台上で別人であることを感じるので、もっと強さも出してほしいですし、自分とはまるで違う役を楽しんでいるようです。全然違うんです。ふだんの彼女はポヤーンとしていますね。バリッというところはない。

白羽 トートは非現実的な役ですので、ふだんの水さんとは、やはり違うと思うのですけれど、色っぽい男役さんだと思います。トートも妖しいくらいに色っぽい。ご本人は自分を女性らしいとおっしゃるのですけれど、私から見たら男らしくて、色気のある大人っぽい男役さんだなと思います。

−−この作品の大変さは?
水 大変です。なにもかも。この作品を上演すると決まったときから、絶対に大変で険しい山が目の前にあって、ここをを乗り越えるんだと。始まったら本当に険しかった。音楽、美術のすばらしい作品ですので、作品からエネルギーをいただいて乗り越えたい。

白羽 大変です。

水 でもやりがいはある。新生雪組になって、こういう、ひとりひとりが今もっている力では太刀打ちできない作品にめぐりあえて、千秋楽までに、ひとりひとりが課題に向き合って、それで成長していきたいなと思います。

−−ところで、トートの左手の模様は今回初めてですが…
水 これはトートの「心の傷」のつもりです。どんなアクセサリーをつけようかと考えたとき、アクセサリー以外の装飾もあるのではないかと思いました。衣装の装飾の延長にもなってるんですよ。







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