進退を誤る政治家

 柳沢厚労相、改めて辞任を否定 

 柳沢伯夫厚生労働相は5日朝、「女性は産む機械」と発言した問題に関連し、愛知県知事選で与党推薦候補が辛勝し、北九州市長選で敗れたことについて「私は与えられた任務を全力で頑張っていきたい」と述べ、厚労相を辞任しない方針を改めて示した。都内で記者団に語った。

 柳沢氏は、選挙結果に与えた自身の発言の影響についてついて「地方自治体のかじ取り役を選ぶということで、いろいろな要素が働いているだろうと思っている」と述べるにとどめたが、接戦となった愛知知事選については「大激戦を制せられた神田(真秋)候補の底力をうれしく思いました」と安堵(あんど)の表情をみせた。 サンケイ(2007/02/05 09:26)