今回はマスコミも慎重な対応 偽装建築

  耐震偽造 京都の2ホテルで発覚 市が使用禁止勧告

 この事件に関しては、個人的には「キナくさい」ものを感じるのである。耐震偽装事件が起きると(前回は)政治や重大事件が完全に吹っ飛んでこれ一色になった記憶がある。今回もイーホームズのH社長が絡んでいる。こいつは怪しいとピンときた。
 当該の建築事務所なりM一級建築士がした行為は限りなく灰色ではあるが、多分に建築業界では「常識」になっているのではないか。また、(強度確認)ソフトが前回どおりで改良というか改善されていないことに驚く。京都市は独自で再計算をしたのだろうか?。さらに指定確認検査機関の名前がでてこないのはなぜ?。いまのところこのホテル以外に不法な物件がないこと。
 上記の点を踏まえて、今回は京都市が(官製談合疑惑の)某国土交通省のお先棒かつぎをしたのではないだろうか。記者会見でも、市幹部が笑って応答しているようでは(認可した京都市の責任の欠如)いかがなものか。


  建築確認申請

  アパグループのHP

追記→ 毎日新聞1月31日より
 見出し 建築士「偽装ない」 京都市に「根拠」開示要求 京都市の二つのアパホテルで明らかになった耐震強度偽装問題で、構造計算を担当した「田村水落設計」(富山市)は1月30日、京都市に構造計算の結果など、「構造計算書偽装」「強度不足」と指摘する根拠の開示を求めたことを明らかにした。京都市は拒否した。水落光男・1級建築士は手続き上問題があったことは認めたが、「ごまかしてはいない。強度不足もない」と従来の主張を繰り返し、「双方の計算結果を第三者に検証してもらい、京都市に指摘を撤回してもらいたい」と話した。
 至極まともな話しと思うのになぜ京都市は拒否するんだろう。


小ネタ  国分太一が落語よりつらかったのは…

→ 火焔太鼓(かえんだいこ 落語)