2006年 紅白の件


DJ OZMAのバックダンサーが裸と見間違いかねないボディスーツを 着用して出演した件について、NHKではこのような姿になるということは 放送まで知りませんでした。 衣装の最終チェックであるリハーサルでは放送のような衣装ではありませんでした。 今回の紅白のテーマにふさわしくないパフォーマンスだったと考えます。
視聴者の皆さまに不快な思いをおかけして誠に申し訳ないと考えております。

「あたたかい紅白」をめざす

今年は、親殺し、子殺しといった殺伐としたニュースが多く聞かれる年となってしまった感があります。 現代の日本は、あらゆる世代で、それぞれの価値観、自分自身のスタイルがあり、世代間のコミュニケーションが取りづらい状況になっているといえるでしょう。 今や失われつつある「世代間のつながり」「家族のつながり」をなんとか取り戻したい、そう願う人は多いのではないでしょうか。

しかし、我々はこう考えました。 歌には世代を超える力がある。 どの世代にも素晴らしい歌があり、歌の力で世代間をつなぐことができるのではないかと。 高齢者がメロディー豊かなJ−POPの存在に驚き、若年層は日本の文化の一面を形成してきた演歌に親しむ、「第57回NHK紅白歌合戦」は、世代を超えて日本の歌謡曲を心から楽しんでもらえるよう、「あたたかい紅白」を目指します。

また、歌を大切にし、ゆったりと心から音楽を楽しめる構成・演出をこころがけます。 歌の魅力を最大限に引き出し、歌で感動して頂く紅白歌合戦を実現します。