DVD「雪に願うこと」

 解説

「透光の樹」の根岸吉太郎監督が、鳴海章原作の『輓馬』を映画化した作品。人生に挫折した一人の若者が、何百キロものソリを曳き障害を越える輓馬(ばんば)のレース“ばんえい競馬”と出会い、再生していく姿を描く。2005年の東京国際映画祭で史上初の4冠を獲得。経営していた貿易会社が倒産、すべてを失った矢崎学は、兄・威夫を頼って故郷の北海道帯広へと戻ってきた。そして、威夫が運営する“ばんえい競馬”の厩舎で見習いとして働き始める学。彼はそこで、まるで自分と同じようにお払い箱になる寸前の馬、ウンリュウと出会うのだった。