120分でも走れるのが世界標準 オシム語録=プレーが遅い。疲れているのはわかるが相手も同じ。走りすぎても死なない。

 またW杯が再開した。(とはいえ朝4時キックオフは辛い)眠れない日が続く。ベスト4をかけた激闘の初戦、アルゼンチン対ドイツ、こういう並べ方ですぐ分かるが、この試合に関してはアルゼンチンの味方だ。前半後半早々に1点をアルゼンチンが先取するも後半の残り10分で追い付かれてしまう。両チームとも運動量は若干減ったけれど走れない走らない選手はいなかった。
 アルゼンチンは、リケルメを中継してパスをつないで敵陣にせまり、相手の守備陣の穴を見つけて攻撃、またはファールをとってFKやCKで点を取りに行く。攻撃のスピードは決して速くはないけど、パスの正確さは見ごたえがあった。このドイツ戦ではGKアボンダンシェリの負傷退場が後々まで影響した。サブのGKフランコには最後のPK戦は任が重すぎた。また、交代枠の関係でFWのメッシやサビオラ、MFのアイマールが使えなかったのも痛かった。それでもドイツの猛攻を1点で抑えたキャプテンのソリン、アジャラエインセ。中盤を制して(そうボールの支配率は圧倒的にアルゼンチンだった)いたリケルメカンビアッソ、ロドリゲス、ルイス・ゴンザレス、果敢に攻撃したクレスポテベス。「勝負は時の運」まさに実力に差はなかった。
 PK戦がおわってからアルゼンチンの選手たちが怒っていたが、一体何があったのだろう?