死闘を制したイタリアがオーストラリアを降す

makyabery2006-06-27


 まさに「死闘」という言葉がふさわしい試合だった。後半は10人で怒涛の攻撃を加える豪州をイタリア伝統のカテナチオ(かんぬき)を発動、これに対して豪州のヒディンク監督はじわりじわりと獲物を追い詰める猟師のように、交代3人枠を1人しか使わず、延長戦を見据えて更にイタリアを追い込む作戦、しかし、最後の最後でヒディンク魔術が破られた。ロスタイムもあと数秒で終わるときにまさかまさかのペナルティエリアでの反則(少し微妙)、これをあの02年の韓国戦で屈辱を味わったトッティが見事にPKを決めた。今大会で最高のゴールシーンに僕もむっちゃ興奮してしまった(それから2時間寝れなかったw)。

 イタリアは後半5分にDFマテラッツィが退場処分となったが、集中力あふれる守備で相手に効果的な攻めを許さず、ロスタイムにグロッソが反則を誘ってPKを獲得。これを交代出場のトッティが冷静に決めた。

共同通信を引用 

 イタリアにとって、オーストラリア戦は「対ヒディンク」だった。3度の優勝を誇るサッカー強国は、4年前にプライドを引き裂かれた敵将への雪辱を期していた。
 ヒディンク監督率いる韓国と対戦した前回大会の決勝トーナメント1回戦は、悪夢だった。1−1の延長戦でトッティが誤審にも見えたシミュレーションの反則を取られ、2度目の警告で退場。そして逆襲からゴールデンゴールを許し、敗退した。