それでも韓国チームの健闘を祈る

 以前(6月14日)にアジア1勝は嬉しいが 何故韓国は日本を目のかたきにするのか? で書いたが、韓国ではずっと「反日」で凝り固まっている。それでも多くの日本人は韓国と他国の試合では、韓国を応援している。
韓国がスイスを破って決勝トーナメントに進出してもらいたい。

「ブラジル戦では日本応援を」 韓国有力紙異例の論評

 【ソウル=黒田勝弘】韓国の最有力紙・朝鮮日報が21日、サッカーW杯ドイツ大会の日本−ブラジル戦を前に、日本を応援すべきではないかという異例(?)の論評を掲げ話題になっている。理由は、これまでW杯で日本が登場する試合において、韓国国民が相手国だけを一方的に応援しているのはあまりに「偏狭でケチくさい」というのだ。
 論評は金昌均論説委員の「日本よ、ブラジルとカッコよく戦え」と題するコラム。日韓関係が政治・外交的に対立しているからといって、あの韓国人の態度は感情的過ぎるとし「韓国も世界10位の経済大国になった」のだからもっと品よくやるべきと訴えている。

 論評によると、とくに日本−オーストラリア戦がひどく、オーストラリアが得点するごとに韓国では喜びの歓声が上がり、クロアチア戦でもテレビ中継は露骨にクロアチアを応援していた。これに比べると日本のテレビは「韓国は日本のライバルだがアジアの代表としてがんばってほしい」と韓国を応援していたといい、韓国人の態度を「田舎くさい」と批判している。

 韓国国民が日本の相手国に肩入れするのは、領土問題や歴史認識などで日本の態度に問題があるからだというのが論評の解説だが、そのうえで「しかし日本政府に対する不満をサッカーにまでつなげるのはあまりに偏狭だ」としている。

 論評は、23日の日本−ブラジル戦では「日本はわれわれのライバルだがアジアを代表してカッコよく戦ってほしい、と激励できないものか」と締めくくっている。

 しかし、韓国国民の“サッカー反日”は、元はといえば日ごろの政府・マスコミ挙げての反日キャンぺーンの産物だ。「W杯サッカーでは日本びいきになれ」というのも無理な注文だろう。

【2006/06/22 東京朝刊から】