ドイツとの親善試合 よい点と克服する点

 さすがに「生」で観るのはつらいので、DVD録画を予約、7時に起きて、2倍速で観戦した。前半はドイツに中盤で跳ね返され、ほぼ6割でボールを支配された(2倍速で見ると良く分かる)。ここで克服するところは攻め込まれたボールを簡単にコーナーキックにしてしまうことだ。ただでさえ背が高いドイツにセットプレイの機会を多く与えてしまった(この多くの機会が精度を高める結果となり後半の失点につながった)。後半、日本が良かったのは、前半少なかったサイド攻撃ができたことで、ドイツの守備陣の裏にボールを入れて、得点への可能性が増したことである。高原の動きは良かったがもうひとりのFWの柳沢にキレがなかった。ここからは素人監督の意見ですが、前半に日本は大黒 (愛称オグリ)を先発させて、カウンター狙いをしてみるのもいいんじゃないかなと思うんです。なんにしろ、日本代表の健闘を祈る。


 

サッカーの日本代表は5月30日 午後8時半 (日本時間31日午前4時半)、ドイツのレバークーゼンでワールドカップ(W杯)開催国のドイツ代表と国際親善試合を行い、2−2で引き分けた。日本は後半12分、同20分に高原が連続得点を挙げたが、その後2失点し、惜しくも勝利を逃した。日本の布陣は3―5―2。中田英、福西がボランチに入り、トップ下には中村、2トップには柳沢と高原が先発した。ドイツは4―4―2で、負傷で出場が微妙だった大黒柱のバラックも試合開始からピッチに立った。 試合は立ち上がりからドイツが支配した。球際の強さを生かしてボールを奪い、早いパスまわしで日本に囲い込みを許さず、何度もゴール前まで押し込んだ。しかし、日本は守備陣が落ち着いた対処でドイツに好機を与えず、カウンターに近い形から反撃。前半13分には、ペナルティーエリア内で柳沢からパスを受けた中田英が左足でシュート。同16分にも、中村から好パスを受けた柳沢がシュートを放つなど、得点の予感を感じさせる攻撃をみせた。


両チーム無得点で迎えた後半、日本は試合を組み立てる中田英や中村が大きなサイドチェンジを多用したことで、負傷退場した加地に代わって出場した駒野らの攻撃参加からクロスボールにつながる攻撃が増加。後半8分、流れるようなパス交換から高原が左サイドを抜け、パスを受けた柳沢がシュートを放った。同12分、中村が巧みなボールキープから柳沢へパスを送り、柳沢が最終ラインの裏を狙った高原に絶妙なパスを通すと、高原が落ち着いてシュートを決め、日本が先制した。同20分にも、ペナルティーエリア手前でボールを受けた高原が強引な突破から右足でシュートを決め、2点差とした。しかし、地元で負けられないドイツは、持ち前の勝負への執念を発揮し、同31分にクローゼ、同35分にシュバインシュタイガーがセットプレーからそれぞれ得点を挙げ、試合は振り出しに。一進一退の攻防の中、日本は、中田英の絶妙なパスから交代出場の大黒がシュートを放つなど、何度か決定的な場面を作ったが、ドイツGKレーマンの好守もあり、勝ち越すことはできなかった。
 
引き分けも「この時期にしてはいい内容」 ▽ジーコ監督 大切な試合だったが、いい結果だし、内容もこの時期にしてはよかったと思う。(高原の2得点については)オーストラリア戦に向けてよくなっており、1点目は連係のよさから、2点目は個人技から奪った。マルタ戦では、この試合でできなかったことを試し、オーストラリアとの初戦に向けていい準備をしたい。(毎日新聞) - 5月31日

前半で負傷した(相手の背後からのファール)加地選手の足の具合はどうなんだろう?


スポーツナビより引用

 高原選手試合直後のコメント
 ドイツが相手だからとかではなく、大事なテストゲームなので結果が欲しかった。チームとしていい結果を残したかった。本当は勝ちたかったが、いいサッカーはできた。 (ゴールについて)結果を出したことはワールドカップ(W杯)に向けていい自信になった。とにかくこれを続けて、コンディションをさらに上げて、開幕に合わせていければいい。
(病気のために代表入りできなかった)4年前からじゃなくても、ずっと頑張ってきた。今回のW杯ではとにかく、自分自身としても、チームとしてもいい成果を得られるように、まとまってやっていけると思う。いい結果を日本に届けられるように、精いっぱい頑張りたい。

田中選手も故障した。お気の毒である。

ドイツと日本の時差は8時間だが、いまドイツではサマータイム制を実施しているので7時間差。だから毎日新聞は間違えて日本時間の方を午前3時半にした。実際はドイツ30日午後9時半だと思う。


追加=朝日新聞引用

ジーコ監督の話〉 W杯の準備として内容は満足だ。課題はチャンスが多かったのに2点しかとれなかったこと。精度を上げるには反復練習しかない。失点は相手の高さにやられた。

 〈ドイツチームのクリンスマン監督の話〉 同点に追いついた選手をほめたい。日本に多くのチャンスを許したのはDFの集中力の欠如が原因。日本の攻めはスピードがあった。ジーコ監督には「良いチームですね」と賛辞を贈った。

追加記事参照→http://kinoturayuki.seesaa.net/article/18640686.html