いつまで 旧暦 で季節をあらわすんだろう

 「今日は暦のうえでは立夏です」とかニュースでアナウンサーがのたまうが、もちろん誰も今日から夏などとはおもっていません。昔、韓国や北朝鮮の人名を「日本語表記」で読んでいたのが、いつのまにか キム・ジョンイルとか キム・イルソンとか キム・ヨンナムと呼ぶようになった(それでもいまだに中国人名はもうたくとうで決してマオとは言わないのも不思議)。そんな外国人のことより国内のことである。いい加減、新暦で季節もあらわそうぜ。夏は(旧暦2006年5月6日を新暦に直すと)6月1日頃からだろう。アホみたいに1月もずれた季節ニュースを聞かされるのも大概いやになるぜ。それから、歴史も新暦でいこうぜ、1カ月ずれると全然、感じが違うんだよ。「本能寺の変」は 天正10年6月2日の事件だが、ユリウス暦(少しややこしいが1582年10月からグレゴリオ暦に変わるのだ)でいうと1582年6月21日である。グレゴリオ暦で言うと7月1日、つまりこの前後は梅雨で、有名な明智光秀愛宕山で読む連歌の際も山は雨の中であった。また 忠臣蔵 は旧暦元禄15年12月14日は新暦1703年1月30日夜から31日未明。それだから雪(多分温暖化が進んだ今より寒いはずなので雪は当然降る)の季節なのだ。今の12月を思うと雪のイメージが少なくなる。1月30日にテレビでするとぐっとリアルになるのに。

旧暦計算ライブラリー → http://www3.biwako.ne.jp/~nobuaki/qreki/
グレゴリオ暦は現在世界各国で使われている暦法で、それ以前に使用されていたユリウス暦に修正を加えた太陽暦の一種である。





秀吉の枷 (上)

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