プーさん 堂々の殿堂入り どんな手形かな(やっぱり熊か)

くまのプーさん」は、イギリスの作家ミルンが1926年に書いた童話が原作で、ディズニーによってアニメ化され、世界中のファンに親しまれています。世に出てからことしで80年になるのを記念して、映画の都ハリウッドの殿堂入りが決まり、(4月)11日、プーさんのぬいぐるみを抱えた子供たちの前で、プーさんの名前を刻んだ星形のプレートが披露されました。「ウォーク・オブ・フェイム」と呼ばれる通りには、映画スターたちのプレートが2300個余り埋め込まれていますが、アニメのキャラクターとして殿堂入りするのは「ミッキーマウス」や「白雪姫」などに続くもので、日本映画から生まれた怪獣「ゴジラ」も、おととし殿堂入りしています。
NHKオンラインより引用

 『クマのプーさん』は、イギリスの劇作家A・A・ミルンが息子のクリストファー・ロビン・ミルンの為に執筆した童話集および、その主人公のクマのぬいぐるみの名前。
原著の標題は"Winnie-the-Pooh"。1926年に発表されたこの作品は世界中で多くの読者に愛され、親しまれている。 

 アラン・アレクサンダー・ミルンAlan Alexander Milne, 1882年1月18日 - 1956年1月31日)は、ロンドン生まれのスコットランド人で、イギリスの児童文学作家、ファンタジー作家、推理作家、詩人、劇作家。
日本では童話、童謡の作品が有名。代表作は『クマのプーさん』シリーズ、『赤い館の秘密』など。子供時代、H・G・ウェルズに教えを受け、大きな影響を受ける。ウェストミンスター・スクールおよびトリニティ・カレッジ(ケンブリッジ)で学び、学生時代から学内誌に詩や随筆を投稿し、作家を志す。大学在学中から英国のユーモア誌『パンチ』に投稿し、後には編集助手となった。その後、作家として独立。
                                    
 このキャラクターの名前は、英語圏ではWinnieと呼ばれる。ミルンの息子クリストファー・ロビン・ミルンがよく動物園でみたクマ、Winnipegから自分のクマのぬいぐるみに同じ名前を付け、ミルンはこの名前をヒントにこのキャラクターをWinnieと名付けた。現在、このぬいぐるみはニューヨーク公共図書館の2階に展示されている。ちなみにクリストファーが当時動物園で見たクマはthe Royal Winnipeg Rifles(カナダ軍の部隊)のマスコットとしてイギリスにやってきものであった。
プーさんの絵のモデルにもなったといわれる、本のイラストを描いたE・H・シェパードのぬいぐるみの方は、飼い犬に壊されてしまい、現存していない。

 ディズニー社との関係、1929年にミルンは商品化権をアメリカ人のスレシンジャーに売却した。この権利は大きい利益を生み出すこともなく、1953年にスレシンジャーがなくなった後には妻に相続された。1961年にディズニー社はこの作品をアニメ化するため、映画化などの権利を購入した。初期には原作を元にしたストーリーであったが、後にディズニーオリジナルのストーリーが使われるようになった。絵も本のイラストに近いものから現代的なものへと変わっていった。1977年『くまのプーさん』(The Many Adventures of Winnie the Pooh)が劇場公開された。ゴーファー(Gopher)が始めて登場するこの映画は1966年から1974年の間に制作されていた3作品からなる。1983年に3番目の短編映画「プーさんとイーヨーの一日」が公開。その後、新くまのプーさんや、ザ・ブック・オブ・プーなどの、テレビシリーズも制作。2000年にトラー(ティガー)が主人公の『ティガー・ムービー プーさんの贈りもの』(The Tigger Movie)、2003年にコブタ(ピグレット)が主人公の『ピグレット・ムービー』(Piglet's Big Movie)が公開。

 なお原作とディズニー版を特に区別する場合は、日本語では原作を『クマのプーさん』、ディズニー版を『くまのプーさん』と表記する(カタカナとひらがなの違い)。英語では原作を『Winnie-the-Pooh』、ディズニー版を『Winnie the Pooh』と表記する(ハイフンのあるなしの違い)。  出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』