やりきれない気持ちです

 連続で起こった小学1年生女子児童の殺害事件。余りにも異常な事態で、安全・安心な生活をもう日本では望めないのかと暗くやりきれない思いです。2人の少女と家族のみなさんに心よりご冥福とお悔やみを申し上げます。

 「殺してやりたい」とうめく父親。泣き崩れる母親。下校中の栃木県今市市の大沢小1年、吉田有希ちゃん(7)が殺害され、遺体を遺棄された事件で、悲報から一夜明けた3日、事件の現場では改めて犯人への怒りが渦巻いた。
 有希ちゃんの父吉田正信さん(41)は長期出張先から戻り3日未明、娘の遺体が安置されている茨城県警大宮署に到着した。遺体と対面した正信さんは「(犯人を)殺してやりたい」と言い、泣き崩れたという。有希ちゃんの遺体を乗せた車は午前6時半、大宮署をゆっくりと出発し、司法解剖を実施する筑波大付属病院に向かった。
 有希ちゃんが行方不明となった栃木県今市市の現場では朝から警察による現場検証が始まった。行方不明になる直前、有希ちゃんと途中まで一緒に下校した同級生の女児(6)は「いつも一緒に帰っていて、その日も一緒に帰った。いつものようにバイバイと言って別れた。いつもはおばあちゃんが迎えに来ているのに、その日はいなかったので、どうしたのかなと思った」と不安そうに話していた。