テレビとインターネット

 11月3日朝日の朝刊より引用

11月2日に大阪市で開催された民間放送全国大会のシンポジウム「テレビとインターネットの融合に向けて」で、東大大学院の西垣通教授は「ネットを使えば、クイズや討論の番組などで新しい形が生まれる可能性もある。今のテレビに代わり、簡単に放送にもネットにも接続できる新しい機械が出てくれば、放送と通信の融合は一気に進むだろう」と述べた。

西垣通教授=1948年,東京に生まれる.東京大学工学部卒業.工学博士. (株)日立製作所主任研究員,米国スタンフォード大学客員研究員,明治大学教授をへて,1996年より東京大学教授. 専攻は情報学,メディア論.広く技術から文化や社会にわたるデジタル・メディア論の論客として知られるが,とくに現在は情報現象の基礎的検討をおこなっている.主な著書に,『基礎情報学』,『IT革命』,『こころの情報学』,『マルチメディア』,『デジタル・ナルシス』,『思考機械』など.情報処理学会論文賞,サントリー学芸賞,テレコム社会科学賞ほかを受賞.小説家でもあり,『アメリカの階梯』,『1492年のマリア』などの作品がある.

◎あるときは報道・放送の自由を主張し、またあるときは政府の規制内にあることを言い述べる「放送業界」。何かといえばAOLの事を引っ張り出し、報道の中立性も今回の衆議院選挙で破綻した。もはや規制という壁に守られた「既得権益」テレビ会社の終焉も見えてきたようだ。