NHK朝ドラの危機

 朝日新聞10月31日夕刊の「エンタメ研究所」より

 NHK朝の連続テレビ小説、通称「朝ドラ」の放送開始から45年。大ヒット「おしん」を生み、多くのヒロインを世に送った「国民的番組」だが、最近は視聴率の低迷が話題になることが多い。始まったばかりの第73作「風のハルカ」は歯止めをかけれるだろうか。(佐藤圭司)

 視聴率だけが基準ではないと思うが、NHKには工夫が足りないと思う。まず、時間帯を現在の8時15分からせめて7時45分にすべきである。ついで、東京と大阪で交代に製作しているのを東京・名古屋・大阪・福岡くらいに拡大すべき。これにより6カ月単位を3カ月にして内容を濃くかつスピードを持ったドラマとすべき。