来年までにもっと強くなろう期待してるぜ

◎日本にとって、いろいろと収穫のあった大会だった。ただ日本はどうしても最初に相手を観察してしまう癖があり、その意味で初戦のメキシコ戦は残念な試合であった。
 しかし、着実に日本は成長(そうあくまで発展途上国なのだ)している。来年の今頃ドイツで決勝トーナメントに残っていることを固く信じています。選手・コーチ・スタッフの皆さんお疲れ様でした。
□ 朝日新聞より引用  

 サッカーのコンフェデレーションズカップ1次リーグB組の日本―ブラジル戦は22日(日本時間23日)、ドイツ・ケルンで行われ、日本は世界王者を相手に2―2で引き分けた。1勝1敗1分で勝ち点4でブラジルと並んだが、得失点差で及ばず、準優勝した01年大会以来の準決勝進出(各組2位以内)はできなかった。

スポーツナビより引用と参照

前半総括:
 試合開始直後、判定こそオフサイドだったものの、いきなり加地のシュートでブラジルを脅かした日本。しかしブラジルは10分にロビーニョがあっけなく先制点を奪う。日本は中村のミドルシュートで点を取り返したが、再び突き放され、1−2。その後はブラジルも無理をせず、巧みに時間を使ってボールキープ。準決勝進出のためには、絶対勝たなくてはならない日本。ひとまず同点に追いつき、逆転のチャンスを狙いたい。

・前半10分 ブラジル GOOOOOAL!! ロナウジーニョが自陣左サイドから一気にドリブルで前線へボールを運び、カウンター。ペナルティーエリア手前で左にスルーパス。走り込んできたロビーニョがシュート! ゴール右に突き刺さる。ブラジルが先制
・前半27分 日本 GOOOOOAL!! 中田英の素早いリスタートから福西、中村とパスをつなぐと、中村は振り向きざまに左足の強烈なミドルシュート! ゴール左上に吸い込まれる。日本、同点に追いつく
・前半32分 ブラジル GOOOOOAL!! ペナルティーエリア手前までカカがドリブルで進み、左のロビーニョにパス。ロビーニョペナルティーエリア内で縦に入り、中央へパスを折り返す。走り込んできたロナウジーニョが右足で軽く合わせ、川口のセーブも及ばず、ゴール左に突き刺さる。ブラジル、再び日本を突き放す

後半総括:
 後半開始から大黒、中田浩を投入したジーコ監督。徐々に体力が失われていく消耗戦の中で、一進一退の展開が続く。すると試合終了間際の後半43分、中村の見事なFKから、大黒が決めて同点。しかしあと1点が届かず、2−2の引き分け。日本は得失点差でブラジルに劣り、ベスト4ならず。惜しくも大会を去ることになった

・後半43分 日本 GOOOOOAL!! ゴールまで約25メートル、中央やや右よりからのFK。中村が左足で直接シュート! ゴールポスト右に弾き返されるが、詰めてきた大黒がボレーシュート! GKの手を弾きゴールに吸い込まれる。日本、同点に追いつく

大黒将志ガンバ大阪)「もっと貪欲に行くべきだった」
(ゴールシーンは)来るかな、と思っていたら来た感じ。(イメージのシンクロは)いつも練習でやっていることをやったまで。ただし、やっぱり勝たないといけない試合だったのだから、もっと貪欲(どんよく)に行くべきだった。それが残念。
(この大会で得たものは)こういう相手とでも、いい動きができればやれるな、と思った。3番(ルシオ)は、でかいけど足が遅いと思った。日本のスピードでも十分に勝負できる。後ろ(DF)は普通だと思ったけど、ボランチはプレスとかつなぎとか、やっぱりすごいと思った。

中村俊輔レッジーナ) 「プラスの課題が見えた」
 この3試合で連係とか守備とか、いろいろと課題が見えたと思う。(1点目は)ボールが来る前に(ゴールを)見ていて、空いていたので枠の中に思い切り蹴った。(2点目につながるFKは)相手GKが壁で見えていないと思ったので、壁の上を狙って打てば入ると思った。
(今後の課題は)4−4−2で2試合やって、形ができてきたと思う。今日の後半の最後のように、相手が強いからといって引いて守るのではなく、打ち合いができるという発見もあった。プラスの課題だと思う。ワールドカップ予選を戦ってきて(チームとして)まとまってきた。みんなで一緒に長くいられたことが大きい。次につながると思う。

宮本恒靖ガンバ大阪) 「後半の戦い方は今後のヒントになる」
 前半、相手を見てしまったところがあった。途中からできるだけ前でボールを取ろうとしたが、パス回しをされて疲れてしまった。後半のリズムややり方については、今後のヒントになると思う。(2点目の)失点のされ方で(チームとして)ショックを受けてしまった。1−1に追いついて点を取りにいこうとしたときだっただけに、落ち込むところがあった。こういう相手に対して、どういうサッカーをすべきか分かったのは大きい。
(4−4−2について)システムうんぬんの相手ではなかったけれど、このシステムでもある程度できるということは自信になったと思う。

日本チーム GK:23 川口能活 DF:2 田中誠、5 宮本恒靖(cap)、14 三都主アレサンドロ、21 加地亮 MF:7 中田英寿、8 小笠原満男→6 中田浩二(後半0分)、10 中村俊輔、15 福西崇史 FW:9 玉田圭司→16 大黒将志(後半0分)、13 柳沢敦→11 鈴木隆行(後半28分) サブ:1 楢崎正剛、12 土肥洋一、3 茶野隆行、17 三浦淳宏、20 坪井慶介、22 茂庭照幸、4 遠藤保仁、18 稲本潤一、19 本山雅志

同感リンク→ 「時事を考える」さんの これに満足してはいけない(日本代表ブラジルと引き分け)