6月21日

6月21日付・読売社説(1)[日韓首脳会談]「対話継続の形だけは整えたが」
 首脳会談で、対話の継続では一致した。だが、それによって関係改善に向かうのかどうかなお、不安がぬぐえない。
 対話の継続にとどまらず、地域の平和と繁栄に、実質的な成果を上げる関係を構築することが重要だ。

毎日新聞社説6月21日 日韓首脳会談 相違踏まえて対話継続を
 共同記者発表で小泉純一郎首相は「実りある会談だった」と語ったが、大統領は「互いの認識、意見について真摯(しんし)に話したが、合意には達していない」と述べた。両者の受け止め方の違いが、溝の深さを象徴している。
 年2回、首脳相互訪問を実施する「シャトル外交」の継続を確認したのは、少ない成果のひとつだ。首脳相互訪問が途絶えている日中関係に比べれば、まだましともいえる。両首脳はこのパイプを大切にし、関係修復への努力を続けなければならない。