これからがネットとテレビの融合へ進むか?

2005年04月18日03時31分 毎日新聞より引用。

ライブドア・フジとの提携を18日午後にも正式発表へ ニッポン放送の経営権をめぐり対立していたフジテレビジョンライブドアは17日までに、資本・業務提携で大筋合意した。両社と同放送は18日午前、それぞれ臨時取締役会を開き和解を機関決定し、同日午後にも正式発表する予定。すでにフジの日枝久会長、村上光一社長、ライブドア堀江貴文社長らがトップ会談を行った模様だ。

 和解の内容は(1)ライブドア保有するニッポン放送株(発行済み株式の約50%)の全株をフジに譲渡する(2)フジがライブドアに15%未満の比率で出資する(3)インターネットと放送の融合の業務提携について、両社が専門委員会を設け、具体案を詰める――など。

 ニッポン放送株の譲渡価格はライブドアの取得価格とほぼ見合う1株6300円程度で、総額1000億円強になる。ライブドアへの出資を含むフジの資金負担総額は1400億円程度とみられる。

 フジはニッポン放送を子会社化し、フジサンケイグループの資本関係を再編する当初目標が前進する。再編の一環で、同放送が持つポニーキャニオンの株を、フジに移すことも検討されている。
ライブとフジが会見 ライブドア保有ニッポン放送株をフジが全株取得で合意
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1090076/detail

この和解案で終わってしまうと、完全に堀江社長は=グリーンメイラーと呼ばれるだろう。実は、勝負はここからである。経済的な得をとらなければ今のライブドアの経営が苦しくなるのは分かる。しかし、企業のイメージ戦略もそれに劣らず大事である。それゆえに、業務提携の具体的な「果実」が必要だと思う。