日本代表は コスタリカに 学ぼう W杯

攻守自在の5―4―1=快進撃続くコスタリカ―サッカー〔W杯〕
時事通信6月21日(土)17時46分配信
 「死のD組」を一番乗りで通過したコスタリカが敷く布陣は、出場国で唯一の5―4―1。超守備的である一方、一瞬で攻撃的な陣形にシフトする変幻自在の動きが快進撃につながっている。
 守備の際は、5人のDFとMF4人がそれぞれ横一線に並び、厚い壁をつくる。相手にドリブルとパスのスペースを与えず、クロスが飛んできても粘り強くはね返す。その堅守ぶりは、北中米カリブ海最終予選を6チーム中最少の7失点で切り抜けたことが証明している。W杯の2試合でも、失点はPKの1点だけだ。
 この布陣の特徴は攻める時に両サイドバックが高い位置を取り、さらに攻撃的MF2人も1トップの両翼に位置して3―4―3に変身するところだ。チャンスと見るや、敵陣でプレスをかけて、ボールを奪取。瞬時に増えた前線の選手で、速攻を仕掛けて得点を奪ってしまう。0―1で敗れたイタリアのプランデリ監督を「コスタリカは献身的で、よく組織化されている」とうならせた。
 ピント監督は、決勝トーナメント進出に「W杯は簡単ではないが、準備をしっかりとしてきた」と胸を張る。このスタイルを崩すチームが現れるのか、あるいは突き進むのか。この先も目が離せない。(レシフェ時事)


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