さくらももこ さんを悼む


朝日新聞 

国民的な人気アニメ「ちびまる子ちゃん」(中国語では「桜桃小丸子」)の作者、さくらももこさんが亡くなったことを受けて、ファンが多い中華圏でも53歳の早すぎる死を悲しむ声が広がっている。


 中華圏では、「ちびまる子ちゃん」は「ドラえもん」や「名探偵コナン」と並び、子どもたちに人気のある日本アニメだ。中国ではネット上に、「ちびまる子ちゃん」の思い出の名場面をユーザーから募るコーナーが設けられた。


 香港紙は28日付朝刊で軒並み、「ちびまる子ちゃん」のキャラクターのイラストを掲載した大型記事を掲載。「さようなら! ちびまる子ちゃん」などの見出しで、さくらさんの死去を惜しんだ。さくらさんと10年来の親交があるという香港のアニメ関係者は「亡くなったなんて、受け入れられない」と悲しんだ。


 台湾では昨年、「ちびまる子ちゃん」を実写化したテレビドラマが放送された。台湾メディアによると、お金持ちでキザな「花輪クン」を演じた俳優の汪東城さんは昨夜、死去を知り、言葉を失ったという。汪さんは「さくらさんはいつも笑顔の人でした」と語った。(深圳=益満雄一郎)


オリコン 

ちびまる子ちゃん』の作者として知られる漫画家・さくらももこさんが、乳がんのため、15日に死去した。53歳だった。訃報を受け、28日に人気漫画『ONE PIECE(ワンピース)』の作者・尾田栄一郎氏が追悼した。

 公式サイトとツイッターでは、主人公モンキー・D・ルフィとまる子の2ショットイラストとともに「追悼 THANK YOU さくらももこ様」とコメントが添えられ、「対談はもちろん、プライベートでもほんとうに仲が良かったお二人。 さくら先生のご冥福を心よりお祈り致します」とつづられている。